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awaiの支配人兼プロデューサーの木下勝博(通称きのぴー)が、着物の新しい市場作りや啓蒙活動の日々を綴ります。

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漁師のように博多織を売る
最近、TVを含め様々なメディアでドンキホーテの「熱血商店街」が紹介されています。

ドンキホーテについては、特に説明がいらないと思います。「熱血商店街」とは、ドンキホーテの既存店や旧長崎屋をリニューアルしたMEGAドンキホーテという店舗の食品売場に、個人がオーナーとして“仮想の商店街”として出店させるインキュベーションシステムです。

先日私が知って興味を持ったのは、実際の漁師さんが自分で獲った新鮮な魚を自分で売るという魚屋さんでした。この魚屋さん、もともとというか、今でも漁師さんなので、小売と言う仕事は初めてなのだと思います。慣れない中で一生懸命やっている姿が、またお客様の心をとらえるのでしょうか。

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私達の場合、本社工房では社員である職人さんが毎日博多織を織っている織元です。

着物の業界は、今まで多段階流通という仕組みがあり、私達織元から一般のお客様の手に届くまでの間に問屋さんや着物メーカー、呉服店さんなどを経由します。

いま、awaiの場合、一定の割合の商品は自社で製造しています。これに関しては、自社で製造し自社で直接お客様に販売しているわけです。実はこれはとても画期的なことだったりします。

数年前であれば、織元が自社で織ったものを直接消費者に届けるなどということは考えられなかったでしょう。なぜなら製造メーカーが自社で直販するということは、既存のお取引先とのバッティングが起こるわけですから、お取引先が認めるわけがありません。

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実際には、awaiの場合は通常の卸をしている商品ではなく、awaiのオリジナルを新たに作り展開をしています。既存のお取引先にご迷惑をお掛けしないという意味ももちろんありますが、実はもう一つ大きな理由があります。

それは、既存のお取引先である全国の呉服店さんで売れる商品と、東京・六本木で売れる商品が違うからなのです。

全国の呉服店さんの大半のお客様は50歳以上の方が多いのに比べて、awaiの場合は30〜40歳代がメインとなります。都市部という地域差もありますが、年代さもあります。

先の魚屋さんの場合、様々な状況もあり直接売るしかなくなっているというせっぱつまった状況もあると思います。
着物業界の物づくりをしている私達も、お取引先である問屋さんや呉服屋さんがどんどん倒産や廃業していくため、私達自身が直接売ってゆかねばならないということもあります。

ただ、実はこのこと以上に、大きな意味を感じています。毎日、自分達が作ったものが、お客様から見たときに魅力的な商品なのかどうか、直接肌で感じることができます。私達が良いと思って作ったものも、お客様はお世辞は言っても、本当に欲しいものしかお買上にはなりません。

アパレルの世界は直接メーカーがショップを持ち販売することは一般的になっています。ユニクロは、全て直販のみです。
近年では、住宅メーカーも直接販売する会社が出てきています。そして、ついに漁師さんまで・・・これは特殊なケースなのでしょうか。

問屋さんの存在意義はもちろんありますので、流通そのものを否定するつもりは全くありません。私達も直販が全てだとは全く思っていません。それぞれが役割があります。いま、私達は直接販売をすることで、何を作ればいいのか実感を持つことができます。それを物づくりに生かすことができます。

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来週11月25日(水)から12月1日(火)まで、伊勢丹新宿店本館7階(=呉服)で「〜awaiの選ぶ〜博多織の帯100選」という催事を行います。

awaiが選んだ博多織の帯をたくさんご紹介します。

着物好きなら博多織という言葉はご存知の方が多いでしょうし、博多織を持っているという方も少なくないでしょう。しかし、実は博多織と一言で言っても博多織はあまり正しく知られていません。一般の着物ファンももちろんですが、プロであるはずの呉服屋さんにも正しく理解されているとは限りません。

なぜなら今までの時代は、流通の仕組みが複雑だったため、ものづくりの声が十分に届かなかったのだと思います。

これからは、ものづくりの声がお客様にも届きやすい時代だと思います。

作り手としては、たくさん売れること以上に、喜んで使って頂けることに喜びを感じます。まずは何より実はまだあなたの知らない「博多織」の存在を知って欲しいそう思います。

催事の期間中は、毎日伊勢丹の売場に私も立ちます。是非、博多織を見に来てください。

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〜awaiの選ぶ〜博多織の帯100選

期間:11月25日(水)〜12月1日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館7階(=呉服)
営業時間:10〜20時

このたび伊勢丹新宿店では、NHK『美の壺』でも紹介され、博多織元が母体の着物ブランドawaiのセレクションによる「博多織の帯100選」を開催します。
今ではなかなか織ることができない逸品から特別ご奉仕品(八寸名古屋帯39,900円(税込み))までご紹介します。
着物ファンにはもちろん初心者の方にも軽くて締めやすく一本は欲しいものばかりをご紹介します。

※期間中はお買上のお客様には、お仕立て代は全て込みの価格にてご提供いたします。

◎トークショー
11月28日 14:00〜 目からウロコの博多織講座
講 師:木下勝博〔awai支配人/着物コンシェルジェ〕
場 所:伊勢丹新宿店本館7階=呉服 
無 料

博多織の名前は知られていますが、意外にも正しい知識を持つ方は少ないもの。『美の壺』にも出演したawaiの支配人が、博多織の歴史や見方はもちろん、最新コーディネイトから呉服屋さんも知らない裏話まで、あなたの知らない博多織の世界をお話します。

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| 六本木着物日記 | 00:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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