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awaiの支配人兼プロデューサーの木下勝博(通称きのぴー)が、着物の新しい市場作りや啓蒙活動の日々を綴ります。

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日本人の感性が世界でブランドになるとき

いつも「ブランドとは何か?」と言うことを、身を持って教えてくれる友人達がいる。

ここ数年、東京コレクションに参加している彼らから送られて来る案内状を手にするたびに、ワクワクすると同時に電気ショックのようなものを感じさせられる。

前回まで数年続いた「慶長小袖」をテーマとしたコレクションでの「巻物」シリーズは、5年かけて繋いでゆくと巻物になるDMが前回で完結した。

来週東京ミッドタウンで開催されるJFW・東京コレクションに参加する彼らのショーの案内状は、以下のようなものだ。
「日本の眼」をテーマとしたコレクションとして始まり、数年後には「和綴じ」の本になる冊子として提供してゆくという。前回が「巻きもの」今回は「和綴じ」。彼らは表現は、ファッション産業の非常に早いサイクルに関わりつつも、独自の時間軸で進んでいるのだ。

この案内状はあくまで表現のひとつであって、それ以外にも商品のひとつひとつはもちろんのこと、タグからラッピングの紙に至るまで全てにその拘りを形にすることに妥協がない。

年々ショーの規模は大きくなり、取材するメディア、特に海外メディアが非常に増えている。国内よりも早く海外での評価が高くなるのではと常々思っている。

幸運にも彼らのブランドが始まったちょうど2005年頃からご縁がありお付き合いが始まった。いみじくもawaiが福岡で始まったばかりの時に出会ったこともあり、awaiの成長を知ってくれている存在でもある。


matohu「まとふ」とawai「あはひ」。

最近は並べて書くのも、とてもおこがましい行為だが。

洋服の世界から「和の服」へアプローチする彼らは、和服(着物)から「和の服」へアプローチする私達にとって、その関係を通じて刺激し続けてくれているコインの裏表のような存在だと(勝手にではあるが)考えさせてもらっている。

毎年彼らのショーを見て、いろいろなことを感じているが、いつも教わるのは、自らが考える世界感をぶれずに伝え続けるための弛まない努力。そこに妥協は無い。

1970年代中盤をピークに縮小し続けてきた着物の市場が、次のステージに変わり始めている中で、awaiに何が出来るのか?そして、どうあるべきなのか?絶えず自問自答し続けている。

そんなとき彼らの存在は、日本人の美意識や間(あはひ)という感性が世界にどう伝わってゆくのかを実際に指し示してくれている。

matohu
http://www.matohu.com


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| 六本木着物日記 | 02:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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