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awaiの支配人兼プロデューサーの木下勝博(通称きのぴー)が、着物の新しい市場作りや啓蒙活動の日々を綴ります。

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「SPAはブランディングの手段」
「SPAはブランディングの手段です。自分でブランドを正しく伝えてゆきたい。店舗はお客様の声を聞くためですか、よく聞かれますが、われわれはマーケットを見ません。自分たちのあるべき姿をひたすら追求します。」
(中川政七商店中川淳社長/日本繊維新聞)

先日、新聞で読んだ中川政七商店13代目の中川社長(36歳)のコメント。

中川政七商店と言えば、百貨店などで展開する「遊中川」や表参道ヒルズにも出店している「粋更」などインテリア雑貨のショップを手がけています。もともとは創業300年近い奈良晒(ならざらし)という麻の老舗問屋です。

伝統工芸をベースにしたSPAというビジネスモデルの同社は業界内外で話題となっている企業です。

同社とは一昨年に「遊中川」伊勢丹新宿店のオリジナル合切袋の制作の際に、麻と当社の博多織を組み合わせて頂いたことでご縁がありました。

同社はデザインなども自社内で若手が行っていることもあり、そのセンスの良さはよくあるお土産物の和風雑貨とは一線を画します。そのものづくりの姿勢は、ひとつひとつの商品に十分表現されている、そのときもそう思いました。

着物の染織品に限らず伝統工芸の世界は、その継承も危機的な状況。ものが溢れかえる供給過剰のこの時代に、その人にとって大切なものとして選んでもらうためには、その手法こそ違えど自らが想いを伝えてゆくしかありません。

私自身は「マーケットも見ます」が、私達も日々「自分たちのあるべき姿を追求」しています。
自らが想いを持ってそれを形にし伝えてゆくこと、それがものづくりの醍醐味であり、新しい市場を作ることだと思っています。

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| 六本木着物日記 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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